お手当て法
そんなときに昔から使われてきたのが、「里芋パスター(さといも湿布)」。
里芋には、熱や腫れをやわらげる“吸い出し”の力があるといわれています。
患部に貼るだけで、自然の恵みがゆっくりと働き、炎症を落ち着かせてくれる優しいお手当です。
里芋パスターが頼もしいのは、里芋に含まれる“ぬめり”成分(ムチン)やたんぱく質分解酵素、そして自然の吸着力のおかげです。
これらの成分が、皮膚の表面にこもった熱や老廃物をやさしく引き出し、炎症や腫れを鎮めてくれます。
患部に貼ると、じんわりとひんやりした感触が広がり、身体の中で滞っていた熱を外に逃がしてくれるよう。
強い刺激がないため、子どもからお年寄りまで安心して使えるのも、このお手当の魅力です。
里芋の力は穏やかですが、その働きは確か。
打ち身や腫れものなど、自然にゆっくりと治していきたいときにぴったりの方法です。
台所の素材が、からだを整えるやさしい薬になる、
そんな昔の知恵を、いまの暮らしにも取り入れてみませんか。
1.
里芋の皮を厚めにむき、おろし金ですりおろす。
生姜をおろしたものと塩を混ぜ合わせる。
2.
里芋だけだと柔らかすぎるので、小麦粉を混ぜ粘りをつける。
3.
ガーゼに1cmくらいの厚さにのせて、患部にあてる。包帯などで固定。
4〜5時間たったらはずす。
はがしにくいときは湯で柔らかくする。
4.
人によってはかぶれるので、あらかじめゴマ油を塗っておくと防げる。
※里芋の代わりにジャガイモでも。里芋ほどではなくても効果はある。
ジャガイモのときは小麦粉を多めに。